これまでにあるんで来た、私のガーデニング歴、および資格取得についてを時系列でお伝えしたいと思います。
私の生家は、家の外回りを作る外構工事会社を営んでおります。隣家との境界ブロック、フェンスを作るとか玄関前のアプローチや駐車スペース、門扉などをこしらえたりします。
もちろん、お庭の植栽も含まれます。
私は経理財務担当でしたが、エクステリア&植栽は常に身近にあり、また母が花好きというのもあって、私も母とよく花を買いに行きました。
最初は、家の中に飾る一鉢の花でしたが、次第に、寄せ植えに興味が移っていきました。自分流で寄せ植えした鉢が案外素敵で、ワクワクして門前に飾っていたら、朝、だれかが車を乗りつけて、その寄せ植えを持って行ってしまった・・・・
なんてこともありました。自画自賛ですが、気に入っていたしそれなりの材料費もかかっていたので、すごく悔しかったです。
寄せ植えを始めた頃の作品
それから、経理の合間に外構工事をしたお客様のお庭の植え込みも、時どきするようにもなりました。また、ハウスメーカーの展示場に飾る寄せ植え作成をスタッフが受注してくることもあり、ますます、寄せ植えに熱が入っていきました。
しかし、ほどなく母が病気になり、闘病一年であちらの世界へ旅立ってしまい、そのタイミングで私は生家の会社を去ることにしました。
そこから、何をしようかと考えたところ…
「そうだ! ガーデニングをきちんと学ぼう!」と思ったのです。
まだその時は、下の子が1歳でしたので、日本園芸協会の通信教育、ガーデニング講座を受講することにしました。
こちら↓は、当時作った寄せ植えを、日本園芸協会の先生に送ったものです。確か、作品を見せる課題があったと記憶しています。
その後も通信教育で学習指導員講習を受けました。
ガーデニングには、やはりバラは欠かせないでしょう、いうことで日本園芸協会のローズ講座を、やはり通信で学びました。これは、たいへん役に立ちました。
今や、私はロザリアンです。
通信教育で、ひと通り学び終わった私は、もっと本格的に学びたい。
そう思っていた頃、あるガーデニングフェアに行く機会がありました。そこでは、英国王立園芸協会日本支部という団体のブースがあり、そこに置いてあった案内チラシを手に取ったのです。
「コンテナガーニング協会 専門講座」
そう書いてありました。
わぁ、まさに私が望んでたもの!
でも、結構な金額です。夫の強い後押しもあり、英国王立園芸協会日本支部主催の、コンテナガーデニング協会専門講座を受講することになったのです。
その専門講座を受講することになった私は、2007年11月25日を皮切りに、毎月一回、土日に朝から晩までガーデニング理論を学びました。
上記が、当時のカリキュラムです。
土曜日は12時30分から夜6時まで、日曜日は朝10時から夕方の4時までの5か月間です。講座受講後に認定試験があるのですが、不合格者も出る難しい試験です。
テキストは、こんなにぶ厚いのです。なにより、講師陣が園芸業界の超一流の先生方です。第一線で活躍する現役の方たちの豪華な講座です。
残念ながら、現在は英国王立園芸協会日本支部は解散しコンテナガーデニング専門講座もありません。
そんな貴重な機会をいただけた私は幸せ者です。この講座を受けた人たちは、今も園芸業界の第一線で活躍しています。
試験に合格し、コンテナガーデニングマスターになると、今度は定期的に実践を目的とした日帰り合宿や専門のスキルアップのセミナーなどが行われました。私も、何度か合宿に参加したことがあります。
本当に楽しかったです。
吉谷桂子さんの寄せ植え講座もマスター対象で企画される事がありました。
この、コンテナガーデニングマスターの資格を取った後に(株)河野自然園の井上まゆ美社長に出会うことになります。当時、井上先生は世田谷区の成城学園前駅「アグリス成城」でガーデニング講座を開いていらっしゃいました。
すごい先生方に学び、またその試験に合格したものですから私は鼻高々です。無謀にも、「井上先生のアシスタントにしてもらおう!」と、私は迷うことなく井上先生にメールをしました。
すると先生は「一度農園にいらっしゃいな」と、私と会ってくださるというのです。
お会いしてひとしきり、これまでのことを井上先生に話すと「いいわよ。そのかわりボランティアでよければ。」と、先生はそう言ってくださいました。
先生のそばで、技を教えていただくのですから、「 ボランティア、やります、やりますとも!」
私は小躍りしました。
晴れて私は、月一回先生の講座でアシスタントをさせてもらえることになりました。
アシスタントをしながら講座内で作らせていただいた作品たちです。
私は、こうして5年ほどアグリス成城で、井上まゆ美先生のアシスタントをさせていただき、講座の進め方や先生のお考えを肌で知ることができました。
それと並行して、寄せ植えよりも高度な技術を要するハンギングバスケットを、別途井上先生の講座で受けることになりました。
ハンギングバスケットマスターという資格があり私も頑張って、2008年度マスター資格を取りました。
今は、こういった豪華なハンギングは作っていませんが、ハンギングバスケットの講座は、大変学びになりました。井上まゆ美先生は、ハンギングバスケットの世界では今や規模も技術も日本一、いや多分世界一でしょう。今も全国から生徒さんが先生の元に集まっています。


https://knfarm.exblog.jp/m2014-10-01/
