日産自動車の経営危機、風水的に見ると?

2025年7月15日付の日本経済新聞によると、経営再建中の日産自動車は、神奈川県横須賀市の追浜工場の生産を2027年度末で終了し、福岡県苅田町にある「日産自動車九州」へ生産を移管する方針を発表しました。

また、平塚市の湘南工場についても、2026年度末までに閉鎖予定とのこと。販売不振による過剰生産が、経営を長らく圧迫していたようです。

ここ数年、横須賀市では有名企業の撤退が相次いでいます
豊かな自然に恵まれ、海産物や農産物にも恵まれた土地ではありますが、人口減少に歯止めがかからず、過疎化も懸念されるなかで、追浜工場の閉鎖はさらなる打撃となりそうです。

日産追浜工場の風水はいかに?


日産追浜工場の風水を、グーグルマップの航空地図で確認してみました。
私が土地の浄化を行う際に特に重視するのは、周囲の構造物です。
風水では、これらの人工的な構造物がつくり出すエネルギーの乱れを「形殺(けいさつ)」と呼びます。

◆ 穿心殺(せんしんさつ)

信号機の柱や電柱などはどこにでも見かけるものですが、実はこれがなかなかの厄介者。

穿心殺とは、建物の正面や玄関に向かって、柱や木などの直線的な構造物が突き刺すように立っている状態を指します。
これは、家や事業に**「気の貫通による不調」**をもたらすとされ、健康運や人間関係に悪影響が及びやすくなります。

追浜工場の前にも、信号・電柱・標識などが、あたかも“乱立”しているかのように並んでいるのが印象的でした。

もっとも、日産のような大企業にとっては、一つの工場の出入り口にこれらの構造物がいくつかある程度では、直接的に経営全体へ打撃を与えるほどではないと考えられます。

ですが、その工場内で働くスタッフ同士の人間関係にストレスが生じやすいとか、
部署間の連携に滞りが出やすいなどの、“現場レベルの運気の乱れ”は十分に考えられます。

日産横浜本社の風水はどうなのでしょうか?

では、日産自動車の本社は、風水的にどのような状態なのでしょうか?

企業の経営状態を読み解くには、やはり本社ビルの立地や構造を観察することが重要です。
日産自動車は2009年、旧本社のあった銀座から現在の横浜・みなとみらい地区へ本社機能を移転しました。

先日、私自身もこの日産横浜本社を、そごう横浜店側から訪れてみました。

印象的だったのは、人の流れが本社ビルに向かっていないという点です。

建物の前を行き交う人は多いものの、その多くは「K-Arena Yokohama」方面へと進んでいき、日産横浜本社の手前で左へとそれていく流れができていました。
まるで本社ビルの手前で“気”が反れていくような印象すらあります。

また、横浜そごうからは歩道橋を使って日産横浜本社へとアクセスできます。
歩道橋を歩いてビルに入ると、すぐに一階のカーギャラリー
をガラス越しに一望でき、その光景はまさに圧巻。

高級感と近未来感を兼ね備えた、洗練された空間が広がっていました。

これほど美しい本社を構えているのに、なぜ経営が苦境に立たされているのか――
そう思わずにはいられない、そんな印象を受けました。

懐かしいダットサン。社用車がいつの間にか日産からトヨタへ

古き良き時代のダットサン

私が幼稚園の頃、父が乗っていたのは青色のダットサンでした。
あの頃の記憶がふと思い出されるようで、とても懐かしい気持ちになります。

父はスポーティな車が好きだったこともあり、愛車にはスカイラインを選んでいた時期もありました。
長らく、我が家は“日産車一筋”といってもいいほどだったのです。

けれど、バブル崩壊後、父のビジネスも少しずつ方向転換を余儀なくされたのか、
気づけば社用車はいつの間にかトヨタに代わっていました。

あの流れも、もしかすると――
風水の影響だったのかもしれません。

日産グローバル本社に漂う、風水の凶意

エントランスは意外にも小さかった――日産横浜本社の印象

日産横浜本社。正式には「日産グローバル本社ギャラリー」と呼ばれています。ここではわかりやすく『日産横浜本社』と呼びます。
建物は確かに“ギャラリー”らしい開放感とデザイン性にあふれ、2階から階下の展示車両を見渡すことができます。

ところが、驚いたのはギャラリーの1階のエントランスの小ささでした。
大企業の本社にしてはずいぶん控えめな玄関で、まるで通用口のような印象を受けたのです。

そしてその周辺には、風水的に見て大変気になる――「凶の殺(さつ)」が集中する構造物が多数存在していたのです。

■ 気になる4つの凶相

  • 穿心殺(せんしんさつ)
  • 反光殺(はんこうさつ)
  • 尖角衝射(せんかくしょうしゃ)
  • アースパンクチャー

こでも大きな「穿心殺」を見ることができました。

実際にはこの「穿心殺」をあまり重視しない風水師も多いようですが、私の鑑定経験では、むしろ最も影響が大きい凶相のひとつと感じています。

特に日産本社では、玄関の小ささに比べ、そばにある金属製の巨大な柱の存在感が際立っていました。
この柱はコンクリートと金属で造られており、おそらく地中には杭が打ち込まれている構造でしょう。これは、風水の観点からいうと「アースパンクチャー」と呼ばれる状態です。

また、風水では“人の出入りが多い場所”を玄関=「気の入口」として捉えます。ギャラリー側の入口にも多くの人が行き交うため、日産横浜本社ビルには複数の“気の入口”が存在し、それぞれに風水的影響が及んでいると見ることができます。

💡※補足:後になってよく調べてみると、建物の裏手には、きちんとした大きなオフィス用のエントランスが設けられていました。ただし、そこにも太い柱が複数立っており、「日産は穿心殺から逃れられないのか」と思わずにはいられない光景でした。

🌍 アースパンクチャーとは?

「アース(地球)」+「パンクチャー(突き刺す)」からなる造語。
ジオパシックストレス(土地の磁場の乱れ)を分散させるための手法として、金属の杭を打ち込む処置のことを指します。

中国や韓国の風水師の間ではよく使われており、韓流ドラマ『大風水』にも、王の墓の運気を壊すために鉄の杭を打ち込むという象徴的なシーンがあります。

しかし現代建築において、建物の強度を保つために行われるこうした処置は、風水的には磁場の流れを乱すリスクを含んでいるのです。

◆ 反光殺(はんこうさつ)

反光殺とは、ガラス張りのビルが正面に立っている状態で、光の反射が建物や人に悪影響を与えるとされます。

この反射が「怒り」「苛立ち」「事故」「衝突」などの運を引き寄せる原因となるため、特にビルの正面がミラー仕様になっている場合は注意が必要です。

鏡は風水において非常に強力なアイテム。
本来は八卦鏡のように「邪気を跳ね返すため」に使われますが、向け方を間違えると気の乱反射によるトラブルを生むのです。

◆ 尖角衝射(せんかくしょうしゃ)

これは、鋭く尖った角が建物や人に向かって突き出している状態です。
まるで刃物が向けられているようなこの配置は、精神的なストレスや慢性的な疲労、睡眠障害などを引き起こすとされます。

室内では、角を観葉植物や布などで「化殺(かさつ)」することが可能ですが、
高層ビルの外構における尖角衝射は、視覚的にも心理的にも避けがたいものがあります。

せめて、窓からその角が見えないようカーテンやブラインドで隠すなど、できる限りの対策が求められます。

◆ 又身路殺(さしんろさつ)

こちらの凶相は、みなとみらい側からの歩道橋になります。

建物に向かって矢のように突き出す通路や橋が存在する状態です。

日産横浜本社には、ここでも2階からつながる歩道橋があり、これがまさに鋭角な“矢”となって建物へ向かっている構造でした。


もしここが通勤路だとしたら、まるで、従業員が日々「殺気の道」を通って出入りしているかのようにも見えてしまいます。

そしてこれが、建物内部に向けて継続的に「殺」のエネルギーを注ぎ込む構造だとしたら――
内部からの崩壊という皮肉な暗示とも受け取れるかもしれません。

🏢【日産旧本社ビル】銀座の一等地にも潜む“風水の罠”

日産自動車は本社を横浜へ移転しましたが、それ以前の本社は東京・東銀座にありました。
現在その建物は「銀座6丁目スクエア」という名称で、再利用されています。

この日産旧本社ビル周辺を風水の視点から航空地図で見てみると、**ある重大な「形殺(けいさつ)」**を受けていたことがわかります。


■ カーブの内側は吉、外側は凶

風水では、湾曲した道路や線路の「カーブの内側」は吉相、外側は凶相とされています。
エネルギー(気)は川の流れのように柔らかく曲がって進むのが理想とされており、カーブの内側にはその“流れの和らぎ”が生まれるのに対し、外側には“圧”がかかりやすくなります。

日産旧本社ビルは、残念ながらその「カーブの外側=凶相」に位置しており、さらに追い打ちをかけるようにある重大な形殺を受けていました。それが「鎌刀殺(れんとうさつ)」です。


◆ 鎌刀殺(れんとうさつ)とは?

これは、カマ(鎌)やナイフのようにカーブした高架道路が建物へ鋭く迫ってくる形状を指し、
風水では「心を切り裂く」「判断を誤らせる」とされ、特にビジネス運への打撃が大きいといわれています。


▽ 首都高という“動く凶意”

日産旧本社ビルは、交通量の多い首都高速道路のすぐそばに位置しています。
その高架道路がビルに向かって鎌刀のような鋭角を描いており、上下線の車がビュンビュンと走り抜けていきます。

これはまさに、**高速で動く「気の刃」**が日々建物に向かって飛び込んでくるような状態。

こうした環境では、建物内のエネルギーが安定せず、経営判断がブレたり、集中力が削がれたりといった影響が出やすくなります。
実際に、このような立地に長く拠点を置いた企業で、経営の浮き沈みがあった事例は少なくありません

旧本社ビルが置かれていた立地は、一見すると銀座という華やかなビジネス街で好条件のように見えますが、
風水的に見れば、静かな“凶の波”が長年にわたり流れ込んでいた場所とも言えるでしょう。

🚗【銀座の発信拠点にも?】NISSAN CROSSINGに潜む“穿心殺”の気配

東京・銀座4丁目交差点という日本屈指の華やかな街角に、日産自動車の情報発信拠点「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」があります。
ここでは「インテリジェント モビリティ」の名のもとに、日産の最新車両やビジョンが紹介され、国内外の人々の目に触れる重要なショウルームです。

■ 銀座という好立地にもかかわらず…

一見すると、この一等地に建てられたショウルームは、抜群のプロモーション効果があるように見えます。
しかし、その表玄関には重大な「穿心殺(せんしんさつ)」の兆しがあったのです。


◆ ポールが2階の高さまで…これは偶然?

NISSAN CROSSINGは1階と2階の2層構造になっていますが、問題はそのポール状の柱がなんと2階部分の高さにまで達していたこと。
見上げるような高さのポールが玄関前に構える様子は、まさに穿心殺の典型であり、
エネルギーの流れを分断してしまう配置です。

実は私がこのショウルームを訪れたのは、ちょうど前日に横浜本社を見てきた直後のことでした。
そのせいか、「またここにも……」という感覚が湧き上がり、日産の社運が傾いている原因が、風水的にも各地に見え隠れしているように感じたのです。


🌀 顧客と“気”の接点が凶相であることの意味

自動車を売るには、まず見てもらうこと・体験してもらうことが第一歩です。
その役割を担うギャラリーやショウルームこそ、良い“気”が流れる明るい空間であるべきです。

にもかかわらず、この重要な拠点に穿心殺が存在しているのは、とてももったいないこと
まるで顧客との接点に「見えないブロック」がかかっているような印象を受けました。

もしかすると、物理的な障害物よりも深い“象意”として、企業の本質的な再構築の必要性を語っているのかもしれません。

🚗 日産自動車 創業の地、横浜工場の風水はいかに?

登記上の本社は、グーグルAIによると「日産自動車株式会社 横浜第一号館(旧本社ビル)」――
現在はエンジンミュージアムとして活用されている施設のようです。

この“創業の地”とも言える場所の風水を、今回は**「四神相応」の視点から**見てみました。

■ 四神相応の観点から見ると…

日産自動車横浜第一号館を中心とした周囲の地形を観察すると、まず気になるのは、四方を囲むように水路(または道路)が流れていることです。
これは風水的には「気が散りやすく安定しにくい」とされ、凶相と見られます。


◆ 玄武の位置(北)に山がない…

四神相応では、建物の背後(北側)にあたる「玄武」が小高い山に支えられているのが理想です。
これは“よりどころ”や“安心感”の象徴でもあります。

しかし、この地にはそれが見当たらず、背後を支える力に欠けている印象があります。
結果として、組織や事業に“根のなさ”や不安定さが生まれやすい地相となっています。


◆ 青龍・白虎のバランスが逆転

正面から見て左が「青龍」(高い建物)、右が「白虎」(低い建物)であるのが理想ですが、
この旧本社では、青龍と白虎のエネルギーにバランスを欠いているようです。


また白虎が強くなると、ケンカやトラブルが起きやすくなるとされます。事業の発展や拡大にブレーキをかける相とも言われています。

また、青龍側に運河が流れているものの、**一直線に伸びている水流は風水では「凶」**と見なされる場合があります。

補足:工場の横に伸びる運河については、青龍(大きく)白虎(青龍より小さく)という条件には当てはまっています。ただし、青龍側がエネオス石油製造所ですので、木(青龍)生火、または木剋土でいずれも青龍が弱ります。(木剋土は、剋す側もパワーを使うので両方が弱ります。)
一方で、白虎は海底ケーブルや建設会社が位置しているため、土生金(白虎)、金属ケーブルが白虎を強めます。よって、白虎が強くなっており、悪い言い方になりますが「悪い連中が野放しになっている状態」と言えるでしょう。


■ 「創業の地」だからこそ、整える価値がある

ざっと見ても、日産旧本社(横浜第一号館)は、四神相応の理想的条件をほとんど満たしていないことがわかります。
企業の原点とも言える地が、このような風水的構造にあるとすれば、現在の経営不振とも無関係ではないのかもしれません。

古代の王たちが子孫繁栄を願って「四神相応の地」に陵墓を築いたように、企業もまた、大切な“拠点”こそ、地相の力を味方につける必要があると感じます。

せめて、旧本社の背後に樹木を植えるなど、**自然のエネルギーで後押しする工夫があれば…**と、少し残念な気持ちになりました。


🌱 企業の運気は「場」から整う

経営不振や社運の停滞は、もちろん内部の問題や社会の流れも大きく関係していますが、
「土地の気」や「建物の風水」もまた、確実にその影響を及ぼします。

長きにわたり人々の暮らしを支えてきた日産自動車。
その再生への第一歩は、「場」を整えることから始まるのかもしれません。

🌀 もしかして、「場の気」のせいかも…?

風水は決して“迷信”ではなく、
古くから土地や建物が人に与える影響を読み解いてきた“智慧”です。

もし、あなたの暮らしや職場で
・うまく流れない
・なぜか人間関係がギクシャクする
・心身がどんより重たい…

そんな違和感を感じていたら、
それは“場”のエネルギーが関係しているかもしれません。

🍀オンライン体験セッションでは、
あなたの暮らす場所や働く場所の“気”を、やさしく読み解き、
必要に応じて簡単な浄化の方法もアドバイスいたします。


場が整えば、心が整い
心が整えば、運命が動き出します。

✴ 用語解説

四神相応(しじんそうおう)
東西南北それぞれに神獣を配し、地形が調和していることを意味する風水上の理想の地相。古代中国の思想に基づき、日本でも平安京の設計などに取り入れられました。

  • 東:青龍(水や川がある)
  • 西:白虎(道や道路がある)
  • 南:朱雀(前が開けている)
  • 北:玄武(後方に山がある)

穿心殺(せんしんさつ)
建物の正面(玄関など)に、電柱・ポール・標識などの細長い構造物が突き出るように立っている状態。気の流れを遮断し、内部の人間関係のトラブルや停滞を招くとされます。

反光殺(はんこうさつ)
建物の正面に、ガラス張りのビルや鏡面の外壁を持つ建物が向かい合っている状態。反射された光が強すぎる場合、「怒りっぽさ」「トラブル」「感情の乱れ」などに影響するとされます。

尖角衝射(せんかくしょうしゃ)
尖った角や刃のような構造物(ビルの角、家具の角など)が、住まいや人に向かって突き出している状態。風水では「気を刺す」「気を切る」とされ、イライラや不安、健康運への悪影響があるといわれています。

又身路殺(さしんろさつ)
鋭角に曲がる通路や歩道などが、まるで矢のように建物へ向かってくる状態。通勤や出入りでこの「殺のライン」を日々通ることで、知らず知らずに心身へのストレスが蓄積されやすくなるとされます。

鎌刀殺(れんとうさつ)
曲がりくねった高架道路や高速道路などが、鎌や刀のように建物へ向かっている形。特に交通量の多い道路が近くを流れていると、強い気流が断続的に襲うため、「心が落ち着かない」「判断ミスが起きやすい」といった影響が懸念されます。

アースパンクチャー(earth puncture)
「大地(earth)に穴を開ける(puncture)」という意味で、本来はジオパシックストレス(地球からの悪影響)を分散させるための技法。杭(くい)を地中に打ち込むことで磁場を整えることもありますが、打ち込み方や場所を誤ると逆に地気を乱し、運気に悪影響を与えるとされます。