こんにちは。名都王 紅伽(なつお べにか)です。
秋が深まり、散歩道ではハナミズキが葉を赤く染め、鮮やかな実をつけて季節の移ろいを教えてくれます。我が家の庭でも、秋の鉢バラたちが静かに花を咲かせています。
バラには「一季咲き」「二季咲き」「四季咲き」があり、温暖な地域では冬でも咲き続けることがあります。しかし本来、冬は葉を落として株を休ませる「休眠」の大切な時期です。
休眠期の冬作業(12月〜2月頃)では、枝を短く剪定し、古い葉をすべて落とし、必要に応じて鉢の根鉢を整理して清潔な土へ植え替えます。この「しっかり休ませる時間」をつくることこそが、翌春に見事な花を咲かせる準備となります。
我が家のバラは、化学肥料や合成農薬を使っていません。自然の力に委ねる育て方をしているため、一般的な栽培法に比べると花数は多くありません。
実は今年、冬の土替えを行わなかった株があり、春には花を咲かせませんでした。根詰まりや栄養の偏りにより、春の段階では立ち上がる体力が残っていなかったのです。
しかし、その株たちが今、秋になって美しい花を咲かせています。 春に無理をしなかった分、夏の間におだやかに力を蓄え、秋の気候に合わせて咲き出してくれたのでしょう。
ラ・パリジェンヌ:気候や年によって表情を変え、時にはダリアのように艶やかに咲く個性的な花。
ビエドゥー:ピンクに白のマーブル模様が入る優美な絞り咲き。
雪舟(せっシュー):クリーム色の気品ある剣弁高芯咲き。
春にエネルギーを使い果たした株は秋に休み、春に休んだ株は秋に咲く。 「肥料を足して無理に咲かせる」のではなく、「植物自身のサイクルに任せる」。それが、我が家のボタニカル風水のスタンスです。
自然栽培をしていると、虫がついたり病気が出たりすることもあります。しかし風水・環境循環の視点では、病害虫は「弱った組織を分解し、土へ還すための自然の浄化作用」でもあります。
東洋の暦において、10月は十二支の「戌(いぬ)」に当たります。 戌は五行で「土の気」であり、十二運星では「墓(ぼ)」の時期とされます。
「墓」と聞くと終わりを連想されるかもしれませんが、本来の意味は「終わらせる」ことではなく「収めて、土に還し、次の命へ繋ぐ」ことです。
秋の終わりに落ちた葉が土へ還り、微生物によって新たな栄養となるように、病や落葉もすべては巡りの中のプロセスです。冬の剪定と休眠を前に、無闇に殺虫剤で抗うのではなく、自然の循環に寄り添って静かに土を整える。それが、春に豊かな運気と花を呼び込むための秘訣です。
秋の花が終わったら無理なお礼肥(肥料)は控え、水やりを少しずつ減らして冬越しの準備に入りましょう。
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