秋はバラの季節ですが、干支ではどんな時?
秋が深くなってきました。散歩をすると、葉を赤く染め赤い実を付けたハナミズキが、秋の深まりを教えてくれます。
下の写真は、我が家の庭のバラたちです。
バラには、春の一季咲き、春秋の二季咲き、年中咲く四季咲きがあります。
四季咲きというのは温暖な地域では冬も咲きますが、冬場は休眠期といってバラは葉っぱを落として冬眠するのです。それを休眠といいます。
冬場ガーデナーは、誘引していたアーチやフェンスからバラの枝を外して葉っぱを取り、長くなりすぎた枝を短くカットする作業をします。
それぞれのバラの性質によって、カットする長さも変わってきます。
そして、肥料(馬糞を使うことが多いです)を施します。
また、鉢植え栽培のバラは枝葉をカットするのと同時に、根鉢に周った根もカットします。
そして、新しい用土(又は消毒された清潔な土)に取り換えて、養分たっぷりの土の中で冬越しします。
そうすることで、春に素晴らしい花を咲かせてくれるのです。
ガーデナーの中では、冬に枝葉を落とさずにそのまま冬越しする人もいるようです。
では、私の庭のバラをご紹介します。
バラを化学肥料、薬剤を一切使わずに育てているせいか、または放置栽培のためか我が家の鉢バラは花数は少ないです。
今年は冬の土変え等を行わなかったのもあって、春に花を着けなかったバラたちが結構ありました。
その個たちが今秋に花をつけてくれています。
ラ.パリジェンヌ
上が蕾 下が開花
ラ・パリジェンヌ。この子は、まるでダリアみたいです。
以前は、もっと違う感じだったのに・・・。
バラは品種改良を繰り返してますから、先祖返りしたり個性が変わったりするみたいです。
ピエドゥー
上のピエドゥーは、ピンクに白のマーブル模様が入っています。
雪舟
上記の雪舟はクリーム色の剣咲きです。
このバラは繰り返し咲きですが、今回ご紹介した以外のバラたちは春に花を咲かせなかった子(個)たちです。
春に花を一杯咲かせてくれた子は、今秋はほとんど咲いてないです。
その子たちに化成肥料やぼかし肥料をやればもっと咲くのでしょうが、花を付けるのにも体力がいるのです。
「ほら、食べなさい、食べなさい!」
「病気になるから、ワクチン(消毒)打って」
「病気になれば、薬を与えて〜」
うーん、どうでしょう?まるで、私たち人間、ペット、家畜さんたちと同じよね?
と思ってしまいます。
病気になってしまうのは、個体の体力が弱り、死の方向に進んでいるからだそうです。
死=分解。
これは、微生物が土に還るように、分解してくれるのです。
だから、虫が付いたり、病気なったりするのです。
死んだものが、ずっとそのままの形を取っていたら困りますよね。
虫や微生物が分解してくれて、土に戻る。
その土は、養分をたっぷり含み、新たな生命を育むのです。
秋も似てますね。
晩秋は、収穫が終わり、残った枝葉が落ち、土に還る時です。
10月は、十二支で「戌」。土のエネルギーであり、墓の意味があります。
まさに、今は土に還る時。
2020年は、まったく新しい時代の初めの一歩の年です。
これまでの価値観、慣習、仕組みが墓に入るような気がしています。
新しい芽生えに向かって、ようやく準備が整ってくるのではないでしょうか。
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